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Team 片手業・TV : 新番組、第1話、時代劇、水戸黄門、視聴談など

藤竜也さんの「かぶき者! 慶次」と「頑固者! 刑事」。「ケイジ」つながりでクリップしました。

つい先日、藤竜也さん主演の『縁側刑事・弐~銃の重さ~』というドラマがありました。「弐」とあるように、このドラマは2作目なんです。迂闊でしたが、1作目の『縁側刑事』も見ていたのにすっかり忘れていました。このドラマ、『かぶき者!慶次』と類似しているんです。まずタイトルですが、

『かぶきものけいじ』→『えんがわけいじ』

音読みにすると、ね(汗)。それはともかく、『縁側刑事』の場合、タイトル通りに「縁側」が結構出てきます。というか、ほとんど縁側を軸にしてドラマは展開します。テニスのセンターラインのように、必ず戻って来るところです。『かぶき者!慶次』もドラマの落ち着き場は必ず「縁側」です。それと、龍軽寺で和尚と碁を打ったりするのも縁側です。

 

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『かぶき者慶次』ーNHK

 

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『縁側刑事』ーTBSー

縁側は慶次と一徹にとっては安らぎの場であり捜査会議の場であったりします。『かぶき者!慶次』では食卓と縁側が主な舞台となっており、『縁側刑事』の場合は、家の中はほとんど使われていず、縁側が舞台となっています。上は『かぶき者!慶次』の縁側。無茶をしそうな新九郎を案じる慶次に、竹(田畑智子)は「新九郎さまはよき若者におなりです」と慶次を慰める。下は『縁側刑事』。一徹は、千恵(石野真子)を相手に「俺に相談もしないで(警察の)採用試験を受けやがった」と愚痴ると、千恵はどうして反対しているのかと聞く。一徹は、警察官というのは、人の一番汚い部分を見せつけられる仕事だからと言う。

 

三つ目は、慶次、一徹双方共に、年老いて子育てをしていると言うことです。『かぶき者!慶次』では恩人、石田三成の子(新九郎)を自分の子として育てています。『縁側刑事』では孫(あさひ)を我が子のように育てています。石田三成はあの世へ、あさひの母はアメリカへ行ってしまっています。それで、新九郎もあさひも、どちらかというと反抗的に描かれています。どちらもドラマの中で「頑固オヤジっ!!」って怒鳴る場面があったと記憶しています。しかし、反抗しながらも父(またはおじいちゃん)に感化されて、成長していくという若者の姿が描かれています。

決定的なのは、『かぶき者!慶次』は、どちらかというと「頑固」という印象でした。つまり、どちらも「頑固者ケイジ」なワケです。これはダジャレではなく、そのような設定で作ってあるようです。NHKとTBSでそのような申し合わせをしているわけではないでしょうから、これはもう、藤竜也というキャラがそんなシチュエーションを呼び寄せたとしか思えません。また、そのドラマがそれなりに面白いからでもあるのでしょうね。

その『縁側刑事』は、古希を越え益々渋い、藤竜也主演ドラマ。元刑事の藤竜也と新米婦警の孫娘(本仮屋ユイカ)が相棒として活躍する人情ミステリーと唱ってあります。いわゆる「バディもの」です。バディが「孫娘」というのが変わっているところです。ドラマのできはというと、『縁側刑事』が『かぶき者!慶次』に勝(まさ)っています。面白いです。藤竜也さんの頑固者ぶりや情にほだされる人柄などが、『かぶき者!慶次』よりも数段、味わい深く表わされています。また、『慶次』では相手役というのが曖昧ですね。新九郎(中村蒼)くんなのでしょうか? ポスターには中村蒼くんと西内まりあさん、そして工藤阿須加くんの三人が慶次と共に描かれていますが、相手役という設定ではないようです。一方、『刑事』では明らかに吉村あさひ(本仮屋ユイカ)さんが相手役で、作る側は仕掛けやすいでしょうし、見る側は分かりやすいですね。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 出演:藤竜也中村蒼西内まりや工藤阿須加江波杏子、青山倫子、壇蜜笛木優子田畑智子前田美波里角田信朗伊武雅刀火野正平ほか

脚本:小松江里子 原案:火坂雅志 音楽:渡辺俊幸 演出:佐藤峰世、吉村芳之、田中英治(NHKエンタープライズ) 制作統括 - 内藤愼介(NHKエンタープライズ)、原林麻奈(NHK

http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/keiji/

 

【かぶき者!慶次】

第4話が放映されましたね。第1話から第4話までを見ると、徳川の上杉潰しを伏線にして、1話では北川次右衛門(角田信朗)との決闘があり、慶次の次女、佐乃(西内まりあ)が慶次を金沢へ連れ戻すためにやってきて、そのまま居着いてしまいます。第2話では与板組(穏健派)と馬廻組(武闘派)と二つの勢力の反目が露(あらわ)になり、馬廻組の勘定頭安田に与(くみ)する越後屋江戸城修復工事の用立て金を出し渋り問題になります。第3話では新九郎(中村蒼)を巻き込んで、藩の若者の決起(直訴)が描かれています。そして、第4話では慶次にも増して傾き者といわれる慶次の奥方(江波杏子)が慶次を金沢へ連れ戻すために、次女、華(青山倫子)と共にやって来ます。そして、隠し子(?)新九郎と対面しますが…。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 第1話。画像上:北川次右衛門(角田信朗)は伊達家の牢人。これまで伊達家のために多くの人を殺して来た。徳川の世になってしまった今、自分はただの人殺し。死に場所を求めて慶次の元にやって来たと言う。画像下:慶次の次女、佐乃(西内まりあ)が、母、美津(江波杏子)の言いつけで父、慶次を金沢へ連れ戻すべく米沢を訪れるが、そこで兄と言う人物、新九郎に出会う。父は一向に金沢へ帰る様子もないままに、佐乃は居続けることに。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 第2話。与板組(穏健派)と馬廻組(武闘派)との対立が露(あらわ)になる。藩御用達の越後屋江戸城石垣普請の費用を用立てられないという。それは越後へ帰りかつての栄光を夢見る武闘派への武器調達資金へ流用しようとしていたからであった。慶次は、越後屋へ出向き、謙信公の居城に使われていたと言って大切にしている床柱を鉈で斬り砕くのだった。そして、「今の我らにとって、いかにこの地で生きていくかが大事」と諭す。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 第3話。安田勝之進(工藤阿須加)は上杉家・勘定頭安田継之丞の嫡男。正義感が強く、徳川のやりように反発を覚え、大坂に健在である秀頼公をかついで、徳川との一戦を断行し、越後へ帰ろうとする馬廻組(武闘派)に与する若者。新九郎を語らって決起を促すべく、江戸のお殿様へ直訴を企てる。通りに立つ菅笠の農夫は又吉。慶次からの命で新九郎を見張っている。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 第4話。美津(江波杏子)は慶次の正妻。慶次に負けないかぶき者。慶次を呼び戻すべく佐乃を米沢へ向かわせたが、一向に帰って来ないのにしびれを切らし、長女、華(青山倫子)と共に米沢の地を訪れる。一方、和泉局お菊は、石田三成の子が米沢にいることを嗅ぎ付けていた。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 美津が慶次の前に出ると、竹がひとりひとりを紹介した。竹が言いよどむと長女の華が、「あのお方は?」と聞く。美津はゆっくりと顔を新九郎へと向けた。かつて「大滝銀子」を演じて一躍スターとなった江波杏子さん。並のお方ではございません。ごらんください、この「目力(めぢから)」。

 

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1960年代に入って、映画界が急速に冷え込み始めた頃、ヤクザ映画が屋台骨を支えていました。高倉健さん、藤純子さんに並んで緋牡丹博徒シリーズの「大滝銀子」で名を馳せた江波杏子さん。世間では吉永小百合さん、和泉雅子さんで騒いでいた頃です。和服姿ではあったけれどグラマラスな体型で、日本人離れした顔立ちが印象的でした。私が見たものは最後は「手本引き」という賭博のシーンが山場になっていました。賭博も洗練されると美しくてかっこいい。ちなみに、「手本引き」は丁半などの賭博よりも格上とされ、日本における「究極のギャンブル」「博奕の華」「賭博の終着駅」と賛されているそうです。

http://lemmy-kazuma.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2011/11/26/dscn2238.jpg

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 和泉局・お菊(前田美波里)は徳川家康の信頼が厚く、江戸城で権力をふるっている。久保田備前守忠常(山崎一)と共に上杉潰しを画策している。どうやら、石田三成の子が米沢に匿われていると知った久保田備前守は和泉局に注進に及ぶ。

 

 

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前田美波里(まえだびばり)さんはお父さんがアメリカの人です。1966年には資生堂のサマー化粧品「太陽に愛されよう」のキャンペーンガールとして起用されて人気者になりました。かく言う私も部屋にポスターなどを貼らせてもらいました。ハーフと言うことで日本人離れしたプロポーション(すごくかっこ良かった)と容姿(向こうさんから見て日本人はエキゾチックというけれど、ハーフなだけにこちらからもエキゾチックに見えたなあ)は魅力的でした。名前も「美波里」って、当時は不思議な感じがありました。最近では、キラキラネームとかDQNドキュンネーム)と言って不思議な名前がありますね。内田春菊さんちは、在波(あるは)、 紅多(べーた) 、紅甘(がんま) 、出誕(でるた)ですって。的場浩司 宝冠(てぃあら) 、我流(がりゅう)。宝冠(てぃあら) 、は何となくわかるけれど我流(がりゅう)って、子づくりはみんな我流でしょうに。もっと分からないのが土屋アンナさんとこの澄海(すかい) 、心羽(しんば)。イメージだけはわかりますね。しかし、豊川悦司さんとこの刀万(とうま) 、奈瑞菜(なずな)ちゃんは、????って感じ?

脱線してしまいましたが美波里さんは父方のおばあちゃんの名前が「ビバリー」なんですね。アメリカでは親やおじいちゃんから、同じ名前をもらうって言うのが慣習であるから不思議ではありません。つまり、当て字にしたというだけの不思議さです。外国語を日本語に当てるというのはよくあることなので、最近のキラキラネームやドキュンネームのような軽薄な感じはありませんね。

http://astimegoesby1968.blog.fc2.com/img/img_1463925_60948817_0.jpeg/

 

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『縁側刑事』ーTBSー 脚本:篠原高志 監督:錦信次 

制作:IVSテレビ制作/TBS

出演者:藤竜也 本仮屋ユイカ  石野真子 田中要次  山崎樹範 前田吟 金沢碧

 

【縁側刑事シリーズ】

元警視庁の刑事(藤竜也)と、交番勤務巡査の孫娘(本仮屋ユイカ・もとかりやゆいか)が、捜査を通じて心を通わせていく下町人情ミステリー。 刑事のうんちくばかりを語る祖父を毛嫌いしていた孫娘が選んだのは、なんと同じ刑事の道だった。新米警察官となった孫娘は、祖父の助けを借りて、事件を解決する。彼女は祖父の背中からいったい何を学ぶのか?共演は、石野真子田中要次


【第1話】
元刑事の一徹(藤竜也)は、東京・三ノ輪の一軒家でひとり暮らし。一徹は近所でも有名な頑固爺さん。以前は孫娘・あさひ(本仮屋ユイカ)と2人で暮らしていたが、大学を卒業後に家を出て以来、あさひは家に寄り付こうとしない。そんな一徹を心配して世話を焼くのは、近くに住む総菜屋の女将・千恵(石野真子)。刑事だった一徹に世話になった恩から、未だに彼を慕っているのだった。
ある日、一徹は千恵から自分には何の相談もなく警察官になったあさひの近況を知らされる。警察学校を卒業したあさひは、西蒲田署の地域課に配属され、穴守稲荷交番勤務となったあさひは、パトロールで子どもと遊ぶ老人(前田吟)を見かける。老人と心通わせるあさひだが、ある事件をきっかけに老人は姿を消した。一徹とあさひの捜査が始まる。

 

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『縁側刑事』ーTBSー 穴守稲荷交番勤務になったあさひはパトロールの時に神社の境内で子どもと遊ぶ老人(前田吟)と親しくなる。その老人が姿を消した。そして、殺人事件が…。

 

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『縁側刑事』ーTBSー 「初志貫徹」は本仮屋ユイカさんの座右の銘だそうです。上の縁側のシーンでは座敷の鴨居に掛かる額に「初志貫徹」の文字があります。下はあさひの住むアパート。あさひはベッドの頭に「初志貫徹」の額を掛け、己を戒めているようです。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 脚本:篠原高志 監督:錦信次 

制作:IVSテレビ制作/TBS 制作協力:シネムー

出演者:藤竜也 本仮屋ユイカ  石野真子 田中要次  山崎樹範 石黒賢 吉行和子 中村育二 山下容莉枝 中島来星

http://www.tbs.co.jp/getsugol/20150427/

 

【第2話】

元警視庁刑事の今西一徹(藤竜也)とその孫娘である西蒲田署地域課巡査の吉本あさひ(本仮屋ユイカ)が、捜査を通じて心を重ね合わせて行く下町人情ミステリーの第2弾。あさひは巡査としてすっかり町に馴染んでいた。しかしそろそろ大きな手柄を立てたいと焦っていた。そんなある日指名手配中の外国人二人組と遭遇し襲いかかる外国人に発砲してしまう。一人は逮捕するが一人は逃げられてしまう。さらにあさひに不幸が襲う!

深夜パトロールの最中に何者かに襲われナイフで刺され、拳銃を奪われる。一徹はあさひに警察官の心構え、神髄を教えながら共に行動する。銃の重さを乗り越え事件の裏に隠された哀しい事実を紐解く。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー あさひは万引き少年と出会う。そっと後をつけると、少女たちに囲まれていた。少年は虐められていたのだった。あさひは少年を勇気づけて友だちになった。そんな時、あさひは指名手配中の二人組を発見。二人を相手に格闘になるが、ひとりを倒したところで危機に陥り思わず発砲してしまう。あさひは監察官の取り調べを受けるなど慌ただしい日が過ぎていた。そんな時、久保田良(中島来星)くんから何度もSOSがあったのだが…。

 

『縁側刑事』『縁側刑事・弐』で、今西一徹(藤竜也)さんの孫、吉村あさひ役を努めるのは本仮屋ユイカさん。「本仮屋」って、変わった名前ですね。ユイカさんのおじいちゃんの出身地、鹿児島県に多いそうです。薩摩藩では代官所の事を「本仮屋」または「仮屋」と言ったそうです。ご先祖はお役人だったのでしょうか。女優さんでご先祖に関係した名前と言えば、『七人の女弁護士』の釈由美子さん。「釈」というのも変わった名前ですよね。釈さんは戦国時代の武将、蜂須賀正勝矢作橋での日吉丸との逸話で有名なあのお方です)の末裔(まつえい)が、出家して四国に渡った際に「釈」に改名したのだそうです。ちなみに「釈」とは僧侶の通姓。お坊さんを「釈さん」と言っていたのでしょうか。余談になりましたが、その本仮屋ユイカさんと藤竜也さんとの息はぴったりと合っていて小気味よいドラマになっています。

 

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七人の女弁護士』ーテレビ朝日系列ー 『七人の女弁護士』は賀来千香子さん主演で放映されていますが、これはそのリメイク版。左から木下五月( 柴田理恵)、田代千春( 南野陽子)、麻生恵理(井上和香)、藤堂真紀(釈由美子)、飯島妙子(原沙知絵)、南条宏美(川島なお美)、杉本美佐子(野際陽子)。蒼々たる美女が揃ったドラマでした。

http://livedoor.blogimg.jp/nishikigoiau/imgs/d/6/d63bc818.jpg

 

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七人の女弁護士』ーテレビ朝日系列ー 2話より。藤堂真紀( 釈由美子)中、南条宏美( 川島なお美)左、美月・松村里美(酒井若菜)手前

http://www.tv-asahi.co.jp/douga/7nin_01/2

 

また、一徹にひそかに心を寄せて世話をやく総菜屋の女将、野々村千恵(石野真子)さんが間に入ってのやりとりは、心の通い合いをしみじみと味わうことができます。脇の妙を演じてくれます。脇と言えばこの方も名脇役。田中要次さん。あさひが勤務する穴守稲荷交番の「ハコチョウ」。どうやら一徹に世話になった人らしく、陰であさひを温かく見守る。ほわほわといい感じの視線が心地よい。「弐」部では拳銃で少年少女が怯えるシーンがありますが、唐突でとってつけたような演技になっているのが残念です。

 

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『縁側刑事』ーTBSー 千恵(石野真子)はかつて一徹から救ってもらったことを恩に感じ、総菜屋の切り盛りの傍ら、一徹の家に繁々と通って、何くれとなく面倒を見ている。言いたい事を言えない一徹とあさひの間にたって緩衝役をかって出ている。縁側で二人が会話をするようになると、自らは出番を伺って陰にたたずむ。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 佐久間良(中島来星)くんがいじめ受けた連中に銃を向けた。おもちゃだろうとタカをくくっていたが、良くんは発砲してしまう。一瞬にして、ワルたちは平伏するが、一瞬のことでもあるけれど、唐突に掌を返したような台詞や演技が…。それまで違和感なく展開していた流れが急にぎくしゃくした。次のシーン、あさひが銃を恐れずに少年を抱きしめるのがいいだけにもったいないカットでした。

 

『慶次』と『刑事』つながりで思いつくままに、二つのドラマの重なるシーンをを中心に語ってきましたが、最後に「慶次」と「刑事」が若者に告げた言葉をとりあげたいと思います。まずは『かぶき者!慶次』の第1話から。

 

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『かぶき者慶次』ーNHKー 慶次の一日の終わりは縁側で晩酌。この夜は新九郎を脇に据えている。新九郎が「あの男(北川次右衛門)の命を助けたのですか?」と聞く。すると慶次は、侍とは人殺し稼業だ。だから二人は闘うしかなかったと言い、「新九郎! これからの世は人を殺す剣はいらん!! 妻子と仲間を守る剣があれば、それでいい」と言った。さらに「何が一番大事かわかるか? い・の・ち。命だ」と、天を仰ぎ月を見た。

 

慶次は新九郎に命の大切さを教えますが、身にしみたかどうか。後に武闘派の若者と語らって江戸出て、殿様に旗揚げの事を直訴に及ぼうとします。何時の世も直訴は御法度。切腹ものですよね。

さて、次はあさひが一徹に教わったのは、題名にあるように「銃の重さ」です。そして、それを使ってしまったあさひに、銃を使う人間としての資質を語りました。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 一徹はかつて通った剣道場へ連れて行き、稽古着に着替えさせます。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 相手は初段、あさひは三段。試合はあっさりと、あさひが面を決めて終わります。すると一徹はあさひに面を、相手に防具をとるように言います。一徹はあさひに、相手は無防備なのだから「寸止め」しろと言います。あさひの顔に動揺が現れます。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 試合が始まると、あさひは銅をとられ、瞬時に勝負は決します。

 

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『縁側刑事・弐~銃の重さ~』ーTBSー 一徹は、あさひが相手より圧倒的に有利でありながら負けたのは、「寸止め」の失敗の怯えから冷静に竹刀を打ち込めなかったからだといいます。冷静だったら瞬間に最善の策がとれる。銃は女、子どもでも人を殺傷できる。だから、銃を持つ人間には冷静さこそ重要なのだと言います。

 

 

—Akitsu

 

 

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