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Team 片手業・TV : 新番組、第1話、時代劇、水戸黄門、視聴談など

第6回 柴咲コウさん、東山紀之さんの『◯◯妻』。「訴えたい言葉」「感謝の言葉」をクリップしました。今日、誰かのために幸せを祈ってみませんか。

『◯◯妻』第6話 ー結婚しようって本当ですか? 過去を許せますか? 妻の祈りに夫は

2015.02.18放送より

 

 

【第6話あらすじ】ひかり(柴咲コウ)は全てを告白すると、「こんな女でいいなら、私と結婚してください」と言った。あまりにも衝撃的な告白の内容に、正純(東山紀之)は返事ができなかった。「明日話そう」と言い残して、ドアの向こう側へと姿を消した。そして翌朝。かいがしく正純の世話をするひかりだが、どんな返事が返ってくるか不安でいっぱいだった。しかし、正純は正式に結婚しようと言ってくれた。期待していたとは言え、意外な言葉にひかりは喜んだが不安もあった。結婚式をしようとか、写真を撮ろうとはしゃぐ正純にさらなる不安を抱いた。夜、ひかりはいつものように「NEWS  LIFE」を視聴していて、正純のコメントに精彩が無くなっていることに気づき、自分のせいだと思い始める。ある日、母・千春(黒木瞳)から契約ダンナとはどうなっているのかと聞かれた。提出するばかりになっている婚姻届を見せると、千春は「仕事場の人たちとか家族とか、みんな知っているのか?」と言う。正純が「NEWS  LIFE」のブースに顔を出すと、スタッフは正純を見て見ぬふり。板垣(城田優)がやってきてタブレットを差し出した。届いたメールにはひかりの秘密が暴露してあった。事実かどうかを問いつめる板垣に、正純は事実だと認める。しかし、一体誰がリークしたのか? 正純は思い当たった。「ひかり」。正純は駆け出していた。何とか、ひかりと連絡がとれたが、ひかりは「この言葉だけは言いたくなかったけど…」と言い、「さようなら、正純さん」と言って電話を切った。

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー  パンドラの箱は開いてしまった。衝撃的な告白を聞き、正純(東山紀之)は眠れない夜を過ごした。

 

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー  告白したけれど、その場で返事はなかった。翌朝、不安を抱えながら返事を待つひかり(柴咲コウ)。

 

朝、正純は妙に明るかった。その分、ひかりに不安が増した。

「ひかり! 昨日の話だけどさ」と言う声に、ひかりは飛び上がらんばかりに驚いた。緊張の面持ちで、ひかりが「はい」と答えると、正純は、

「こんな世の中だから、妻が少年院に入っていたと言うだけでキャスターは続けられなくなる。契約結婚のままが一番いいのかも知れない」

と言った。ひかりは、弱々しく「はい」としか言えなかった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「契約結婚のままが一番いいのかも知れない」と正純が言った時、予想していたことではあったが、落胆の色は隠せなかったひかり。

 

ひかりは半ば契約結婚を続けること、もしくは別れる事を覚悟していたのかも知れない。しかし、正純の決断はひかりの考えとは違っていた。

「そんなの、俺には無理だ」と言う。ひかりには、その時、何が起こったのか理解できなかった。正純は席を立って部屋に行き、戻ってきた。手には「婚姻届」の用紙があった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 俺たち正式に結婚しようと言って、正純は婚姻届を渡して書いておくように言った。

 

正純は、

「ちゃんと籍を入れよう」と言った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 正純が「籍を入れよう」と言った特、何が起こっているのか、ひかりには現実が把握できないでいた。それが、分かった時、ようやく、「いいの?」と答えることができた。

 

さらに正純は、「指輪も買って、正式な夫婦になろう俺たち」と言った。ひかりは、「いいの?」と聞き返すのでいっぱいだった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー こうもしようとはしゃいで話す正純にわずかな不安がよぎるひかり。

 

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ひかりの話をネットで確かめる正純。

 

報道局のブースにて。パソコンの「高校生の母親が、乳児置き去り」という記事を前に、正純はひかりと結婚すると決めたけれど、心は揺れていた。その時、風谷が現れて、慌ててパソコンを閉じる正純。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 風谷(蓮佛美沙子)は正純に、昔ひかりに何があったのかを尋ねた。しかし、正純はこれ以上詮索しないで欲しいと言う。

 

正純がデスクで考え事をしていると板垣がやってきた。そして、子どもが通う幼稚園にとてもいい先生がいて、過去に傷害事件を起こしていた事が分かって辞めさせられたと言う。正純は知り合いのキャスターに犯罪歴のある女房がいると話し、「バレたらどうなるかなあ」と探りを入れた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 犯罪者の妻をもつニュースキャスターって誰なのかと突っ込む板垣(城田優)だが、正純は話を逸らしてしまった。

 

板垣は「それは完全にアウトでしょう」ときっぱり言う。正純も「だよな」と言って、笑って席を立った。やはり、どうにもならないことだとわかった。正純はその日の「NEWS  LIFE」のエンディングで、

 

「明日、一人でも多くの人が悩み事のない平穏な一日を過ごせる事を祈って」

 

と挨拶して終えた。その夜、いつものように「NEWS  LIFE」を視聴していたひかりは、「今日は、無難なコメントが多く、あなたらしくありませんでした」と感想を書いた。正純らしくないと思った。それが、自分の秘密を知ってしまったからだということも分かっていた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 婚姻届を書いておくように言われて、その通りにしようとするがためらいがあった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「NEWS  LIFE」のバックナンバーがひかりの目に止まった。その夜、バックナンバーをひとつひとつ聞いていった。

 

ひかりはバックナンバーをひとつひとつ聞き返していった。

「自分たちの意にそぐわない国があるとすぐやっつけてしまえと言う政治家に限って、こっちが戦争反対と言うと、お前には愛国心がないのかと、声を荒らげる。冗談じゃない。

 

戦争を回避する方法を必死で考え、決して国土を傷つけず、一人の国民も死なさないようにするのが本当の愛国心だろうが」

 

「みなさん、今日一日だけ祈りませんか? 子どもに無視され、保護者にはクレームをつけられ、教育委員会には締め付けられても、必死に耐え、子どもたちの未来を切り開く事をしている教師の幸せを。

 

過酷な労働現場、低賃金。ひとりでも多くの命を助けるために、懸命に働いている看護士さんたちの幸せを。」

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 『NEWS  LIFE』を視聴しながら眠ってしまったひかり。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 酔いつぶれた正純を連れ帰ってくれた板垣から、正純の悩みを聞かされて、自分が正純の負担になっていることを知るひかり。

 

 

 

次の日、役所の戸籍係へ行き、婚姻届を提出しようとしている時に母・千春から電話が入った。呼び出されて出向いた先はショッピングモール「FINE」の事務室だった。そこには義母・仁美がいた。仁美は夫・作太郎が無くなった解放感と子どもたちを傷つけてしまった罪悪感で情緒不安定になり、万引きを働いたと言うのであった。そんな会話の中、千春はひかりに、「あんたの方は?」と聞いた。正純に秘密を話すと言っていたけれど、どうなったのかと言うことだった。ひかりが提出するだけになっている婚姻届を見せると、千春は家族や会社の人たちには話してあるのかと言う。千春なりの心配りであった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 正純に秘密を話して、その上で結婚してくれるというと、喜んではくれたが、千春(黒木瞳)には不安だった。仕事場の人とか正純の家族にそのまま受け容れられるとは思えなかった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 母・千春と話す時、こういう顔になるひかり。千春は家族や会社の人たちには話してあるのかと言うと、ひかりは「それはまだ」と答える。ひかりに不安が渦巻いてくると、千春は「(正純さんに)ふつつかな娘ですけど、どーぞよろしくお願いします」と伝えてくれるように言うと、はははははっ、と笑って去って行った。

 

「NEWS  LIFE」の打ち合わせで、正純が「このネグレクトの母親が、子どもを自宅に置き去りにして死なせたニュース」をカットしようと言い出して、板垣との間で言い争いになる。板垣はDVは久保田正純のライフワークだから入れたと言い張る。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 政治ネタが長くなると主婦層がチャンネルを変えるので、久保田のライフワークである「DV問題」を取り上げたのだが、正純からボツが出た。意見が食い違ったまま本番が近づく。

 

さらに、子どもをもつ親としてこの母親は絶対許せないと言う板垣。正純はひかりの身に起きた不幸がよぎり、加害者側に立った意見を言う。次第に二人は激し、ついに仲違いしたまま、本番間近となった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「最近のお前に本当に伝えたいニュースはあるのかよ…、情熱がないのなら辞めちまえ、この仕事!!」と怒る正純。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ついに板垣が切れた。「何があったのか知らないですけど…、俺たちの事バカにして、自分一人で『NEWS  LIFE』作っているような顔すんの、止めてもらえますか!!!」と、見せた事無い剣幕であった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「だったら番組を降りる。降板すればいいんだろう」と言い出す正純。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 板垣と正純の間で、風谷は必死だった。考え直してくれないと困るという風谷。

 

正純はテーブルについていた。風谷が「久保田さん、考え直してください」と言う。正純は「キミには関係ない」と、とり合わない。すると、風谷はメモを差し出した。そこには「高校生の母親が、乳児を置き去り」という見出しがあった。

 

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 風谷はキャスターを正純の天職だと思っている。どうしてもキャスターを辞めさせたくなかった。新聞記事を見せて「辞めるというなら、これをばらします」と仕方なく脅迫するのだった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 風谷が悪意で脅迫しているのではない事は分かっている。正純は風谷の言う通りにするしかなかった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 板垣は板垣で正純居ての『NEWS  LIFE』だと思っている。番組の中で降板を言い出すのではないかとハラハラしながら成り行きを見守る板垣。

 

正純「TENの調べでは、日本では親が保育園や学校へ行かせないで、どこに住んでいるのかも不明な子どもが705人いる事が分かりました」

結局、正純は降板を言えなくて番組を終えた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 正純のコメントが変わったと思った。やはり自分が側にいては正純のためにはならないのではないかと思った。

 

 

 

翌日、ひかりは運命の交差点に立っていた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 交差点に立つひかり。右肩にバッグを掛けて、バッグからはイヤフォンの白いコードが見えている。口元は、何事かを唱えるようにブツブツと動いていた。と、隣に風谷が立った。

 

横に立ったのは風谷だった。風谷が「話がある」と言って、ひかりを呼び出したのだった。風谷は昨日、正純と板垣が口論になって、正純が番組を降板すると言い出したので、降板するのであればこれをバラすと言ったと言い、例の新聞記事をひかりに見せて、

「奥さんが契約結婚にこだわる理由が分かりました。ご自分の事が世間にバレたら別れるつもりだったんですね」

と言う。そして、

「(久保田さんを守るためにそうしているのであれば)助けてくれませんか」

と言った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 奥さんがこの交差点で願ったのは、「久保田さんが今のまま進んで行けるようにだったのではないですか?」「(久保田さんを守るためにそうしているのであれば)助けてくれませんか」と、風谷は風谷で正純に番組を続けさせる事を願って必死だった。

 

 

報道局のブースに現れた正純。元気を振る舞うも周りは目を逸らす。板垣が現れてタブレットを差し出した。そこには「久保田正純の妻と言われている女性には、犯罪歴がある」とあった。

板垣「これって、ほんとうに奥さんの事ですか?」

正純「ああ」

板垣「知ってて、ずっと隠してたんですか!?」

と、やや激した板垣。正純が返事をためらっていると、

「違います!!」と風谷が立ち上がった。すると「黙れ!」と、言い訳はさせないという正純。しかし、風谷は「ここにいるみんなにはちゃんと説明した方がいい」と言う。板垣が説明を求めると、風谷は契約結婚の話をした。板垣は、

「だったら、奥さんと別れてください」と言う。別れれば、なんとか『NEWS  LIFE』は続けられると言う。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 板垣も、ひかりに恨みがあるわけではないが、「奥さんと別れてください」と、久保田正純にキャスターを続けさせたくて、酷な要求をしたのである。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ひと晩、考え抜いた結論である。「(ひかりと別れる)そんなことはできない」と、板垣の願いをきっぱりと断った。

 

ひかりとは別れられないと正純は言い、今度こそ番組を降板すると言って立ち去る。追う、風谷。追いつき、「何とか解決策を見つけましょう」と言う。すると正純は「リークしたのはキミなんじゃないか」と疑った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「もっと『NEWS  LIFE』で、久保田さんから学びたかった」という風谷に、「ひかりのことをリークしたのはキミではないか」と疑う。風谷は「違います」ときっぱりと言い切った。そして、次の言葉を発しようとした時…。

 

風谷が「違います」と言い切った時、正純は全てを悟った。そして、駆け出すのだった。

 

 

ひかりを気遣って自宅へ戻ろうとする車内で、ひかりに連絡をとろうとするがとれず、代わりに姉・美登利と実結から「契約結婚とはどういうことなの?」と聞いてきた。姉たちにもリークされているのが分かった。正純は、自分を思ってひかりがした事だと確信した。マンションに駆け戻りひかりの名を呼んだ。しかし、正純の声はリビングに虚しく響くだけだった。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ガラスのテーブル上にはリンゴと部屋のキーが置かれていた。真っ赤なリンゴは生きる希望の象徴である。ひかりの生死が気遣われた。

 

何度目かのコールの後、電話がつながった。正純は、ひかりの居所を聞いた。どこにいるんだ!! と、怒鳴った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ひかりは冷静だった。そして、「あの子を殺してから二度と幸せにはなれないと思っていたから、結婚してくれと言われて嬉しかった、幸せだった」と語った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー ひかりは正純がプロポーズしてくれたボート乗り場にきていた。

 

ひかりはボート乗り場に来ていた。ひかりは、正純に「あなたはボートに乗ろうとする私の手を優しく取ってくれた。あなたが私の手を、まるで宝ものみたいにつかんでくれた。あの時、私は一生この人について行きたいと思った」と言う。そして、

 

「あなたが漕ぐ舟に乗って、愛する人が導いてくれる未来を一緒に見てみたいと思った。

 

もし、幸せというものがあるとしたら、今、この瞬間だと思った。

 

満開の桜が永遠に散らなければいいと思った。」

 

ひかりの正純への愛と感謝の言葉はまだまだ続く。そして、終わりが近づいた時、ひかりは、

 

「あなたから、

行ってきます。

ただいま。

いただきます。

ごちそうさま。

おやすみ。

おはよう

って言われてほんとうに幸せでした。」

 

と言い、そして「言いたくなかったけれど」と言うと、正純の「やめろーっ」「ひかりー!!」という絶叫にかき消されるかのように、ひかりは、

「さようなら、正純さん」

と言い、電話を切った。

「ツー、ツー、ツー」と、冷たい電子音が別れを告げていた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 「会って話そう。どこに居るんだ?」と聞くが、ひかりは正純に感謝の言葉を言うだけだった。正純は西日射すリビングにひとり残されていた。

 

ひかりはいつものようにイヤフォンを着け、メディアプレーヤーを手にし、電源を入れると、液晶には「NEWS  LIFE」のバックナンバーのリストがずらりと表示された。聞き慣れた正純の声が聞こえてきた。桟橋に立つひかり。風の悪戯(いたずら)で水面(みなも)が騒いでいる。ひかりはポケットから婚姻届を取り出すとふたつに裂き、四つに裂き、細かくちぎった。包むように捧げると、風が天高く運んで行った。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー もう泣かないと決めていたひかりだが…。

 

♫ある日、もりのなか、くまさんにであった…。愛する人を恋する歌である。唄い終えると、ひと筋、ふた筋、ツツーっと涙が頬をつたった。背中越しにひかりの嗚咽が聞こえた。

 

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『◯◯妻』第6話 ー日本テレビー 細かくちぎられた婚姻届は、天高く風が運んで行った。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビ

製作総指揮:チーフプロデューサー_伊藤響

演出:猪股隆一 日暮謙 鈴木勇馬

脚本:遊川和彦

プロデューサー:大平太 福井宏 太田雅晴

出演者:柴咲コウ 東山紀之 黒木瞳 平泉成 岩本多代 渡辺真起子 奥貫薫 城田優 蓮佛美沙子/ほか

エンディング:椎名林檎「至上の人生」

—Akitsu

 

 

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