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Team 片手業・TV : 新番組、第1話、時代劇、水戸黄門、視聴談など

第3回 柴咲コウさん、東山紀之さんの『◯◯妻』。「キミに届けたい言葉」「心に刻みたい言葉」をクリップしました。今日が幸せでありますように…。

『◯◯妻』第3話 ー契約夫婦が選んだ偽りの生活…夫を救った妻に下された非情の宣告!ー

2015.01.28放送より

 

【第3話のあらすじ】正純(東山紀之)はひかり(柴咲コウ)との契約結婚を続けていたが、ひかりが契約結婚にこだわる理由が彼女の過去にあるのではと疑うようになり、仕事にも集中できなくなっていた。

ある日、正純は、アシスタントの風谷愛(蓮佛美沙子)を誘い、二人きりで飲みに行き、妻として完璧なひかりと暮らすことが窮屈になっていると打ち明けるのだった。愛の心が少し揺らいだ。

そんな中、病院でこん睡状態だった正純の父、作太郎(平泉成)が意識を取り戻した。しかし、ひかり以外の人間とは話したくないと言う。「あんた、何をしたの?」と、ひかりを疑う家族。正純は勝手な事を言い出した父に激怒し、暴力を振るって家族を苦しめてきた作太郎に対する長年の恨みをぶつける。ついに正純の怒りはひかりに向かい、思わず彼女に手を上げようとしたが、家族に「お父さんと同じではないか」と諌められた。自己嫌悪に陥った正純は「NEWS  LIFE」の本番が近いというのにテレビ局に現れなかった。ひかりは正純を探し、ようやく思い出の場所で発見するのだった。しかし、正純は泥酔状態。プロデューサーの板垣は代役を立てる事にしようとするが、ひかりの機転でなんとか番組を休まずにすんだ。目の前の危機は回避したが、ひかりの過去が気になって仕方がない正純だった。

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『◯◯妻』ー日本テレビー ひかりと義母の仁美(岩本多代)は虐待のニュースを見ていた。義父の作太郎(平泉成)が家族に暴力を振るっていた事を知るひかりは、義母の心中を思いやる。

 

 

「NEWS  LIFE」の時間。風谷愛(蓮佛美沙子)がニュースを読んでいる。

風谷「神奈川県警は傷害致死の疑いで、死亡した女児の両親から事情を聞いています。TENの調べによりますと、虐待を受けて死亡した児童の数は毎年増え続けていて、今も1週間に1人の割合で命が奪われています」

正純「想像してみてください。カーテンが閉められたアパートの中で、5歳の女の子が、毎日、父親に暴力をふるわれ、母親は助けてもくれず、なぜこんな目にあわなくてはならないのかと自問自答しながら、そこから逃げ出す事もできず、死んでゆく姿を…。それはまさに地獄です。

私たちはどこかで、DVは家庭の問題で、行政などが介入するには限度があると決めつけています。しかし私はそうは思いません。

 

虐待こそ、国が一番に取り組まなくてはならない問題です。

 

ふつう、子どもが殺されたら親はどんなことがあっても許せません。でも、虐待された子どもに守ってくれる人がいないんです。守ってくれるべき親が、自分を傷つけるのだから…。」

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 番組が終わって。「会ってみたいです、久保田さんの奥さん。板垣さんもいつも誉めてるし、本当に素敵な方なんでしょうね」と愛が言う。

 

 

「NEWS  LIFE」の打ち合わせの場で、プロデューサーの板垣からひかりを取材させて欲しいとの申し出がある。

スタッフ「実は有名人のおしどり夫婦って言われている奥さんに、旦那さんの仕事ぶりをどう考えているのか取材して、日本の現状を斬るみたいな特集やったら面白いと思っているんですけど。だったら一発目に久保田さんの奥さんに出てもらう方が番組的に盛り上がるかなーと思って…。何しろ我が番組1のおしどり夫婦だし。」と、板垣を初めスタッフ一同は「いいアイディアでしょう」と言わんばかりだったが…。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー おしどり夫婦と言われてか、企画が安易なためか、正純の指がこめかみに。気に入らない事があって、爆発する時の信号だった。そして、案の定、次の瞬間…。

 

正純「お前らさあ。こんなイージーな企画考えている暇があったら、現場に出てスクープでも取って来いよ。お前らには自分の仕事に対する情熱がないんだよ、情熱が。どいつもこいつも、ろくな取材もしないで、

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー おしどりと言うのは実際は、毎年、パートナー替えてんの! だからいつも仲良く池に浮かんで泳いでんの!

 

分析やデータ調べが仕事だと思いやがって。分析やデータに表れないものこそが事件の本質をえぐり、報道の未来を作って行くって事がわかんねーのかよ。

 

それからよ。おしどりと言うのは実際は、毎年、パートナー替えてんの! だからいつも仲良く池に浮かんで泳いでんの! そんな事も知らねーで、うちの女房出せとか言ってんじゃねーよ。人前に出せるわけねーだろ、あんなやつ!!」

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー ひとしきり演説をぶった正純。我に返って「あっ、ゴメン。今、感じ悪かったよな、俺」と、反省の色が。

 

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 正純さ~んと現れた謎の年増美人。自称、男性評論家はひかりの母、井納千春(黒木瞳)。正純はひかりの過去を義母、千春に聞こうとするが、千春は「教えてもいいわよ、こっちの頼みを聞いてくれたら」と意外に簡単に承諾してくれたのだが…。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 千春の頼みとは、付き合っていた彼氏と別れるために恋人になって欲しいと言う事だった。正純がしぶしぶ引き受けて彼に会うと、彼は「一発なぐらせろ」と言う。この辺りはドラマの本筋とは関係ないのだけれど、一瞬、緊張がほぐれるシーン。つまり、千春こと黒木瞳さんがピエロの役割を果たしてくれている。贅沢だよ〜。

 

義母、千春の話で高校時代に愛する男性が居た事を知った正純。疲れたと言ってソファーに横になると、ひかりにマッサージをさせる。

正純「お前、もしかして、そいつの事が忘れられないし、今でも結婚したいから籍をいれないとか…」

ひかり「もう終わった事だから」

正純「じゃあ、お前はあきらめんのかよ」

ひかり「連絡も来なくなったし」

正純「ホントに忘れられんのか?」

ひかり「もちろんひきずったけど。でも…」

正純「でも、何だよ」

ひかり「あなたに逢えたから」

そこまで聞くと、気持ちが収まったのか、正純の顔が緩んだ。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 契約亭主だけれど疲れて帰って来たのだから肩でももめといい、マッサージをさせながらひかりの過去を詮索する正純。17歳で男がいて別れたと言うけれど、疑惑が残った。ホントに忘れられたのかを問いつめた時、「あなたに逢えたから」とひかりは言う。うつむいた正純の顔がだらしなくにやけた。

 

気持ちが収まった正純は風呂に入ると言い、背中を流せと言った。背中を流させながら、

正純「言っとくけどな、俺は17のガキとは違うぞ。どんな事があっても、お前と別れる気ないから」

ひかり「ありがとう」

正純「そうじゃなくって」「信じろって、言ってんだよ」「俺の愛は絶対変わんないから」

と言った時、ひかりの目が据わった。

 

ひかり「私たち人間にとって、今や愛は弱くもろいもので、永遠に変わらないなんて思うのは幻想かも知れません」

 

正純「はあ?」

ひかり「夫が妻を殺した事件の時、あなたが番組で(語った言葉だと)…」「俺はそういうろくでもない連中の事を言ったんで(俺は違うと)…」

と言おうとすると、

 

ひかり「罪を犯すのも私たちと同じ人間です。この世で起こるすべての事件は、私たち自身の問題なのです。

 

それもあなたが、その時…」言った言葉だと言う。

正純「あーもう! おまえは人間ボイスレコーダーか!!」

ひかり「違うと思うけど。」

正純「分かってる、そんなこと。」

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 「愛は脆(もろ)く永遠ではない」「罪を犯すのも私たちと同じ人間」と真正面から語るひかり。実は、これらは「NEWS  LIFE」の中で正純が語った言葉であった。ひかりは正純の一言一句を暗記しているのである。

 

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 看護士時代を思い出す正純。風谷愛を誘って飲みに行った日、正純はのろけとも愚痴ともつかないことをぐだぐだと並べ立てた。すると愛が「よーするに、ひと目惚れなんですね、久保田さんの」と言われて…。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 「あれから「6年以上経つけど、今じゃ、何考えてるかサッパリだし、マシュマロとかグミみたいに歯ごたえがない感じ。アイスクリームみたいに甘いけど、すっごい冷たい感じ。猛毒と媚薬を一緒に飲んでいると言った方がいいかなあ。あーあ、ふふふふん」愚痴をこぼしているようで、のろけている正純。

 

意識不明だった父の意識が戻ったが、ひかりだけとしか話さないという父に正純の怒りが爆発し、ついにはひかりに暴力を振るおうとした。自己嫌悪に陥った正純は行方不明に。オンエアが近づいても正純が現れないのでスタジオはてんやわんや。ひかりにも手伝ってもらって、漸くスタジオに連れて来たが、泥酔状態で座る事もできない。プロデューサーの板垣がこの日のメインキャスターを風谷に代えると言い出した時、ひかりに考えが浮かんだ。生理食塩水を飲ませてアルコールを吐き出させたのである。

 

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 看護士だったひかりは、正純へ応急処置を施した。もう飲めないとだだをこねる正純の鼻をつまんで口を開き、生理食塩水を流し込んだ。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー ひとしきり嘔吐したけれど、まだはっきりしない。ぐだぐだと愚痴を並べ立てる正純。ひかりはバケツに水を汲んで来、背中から思い切り浴びせたのだった。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 正純は、スタッフにとってはクルーの中心。つまり王様である。その王様が水を浴びせられる姿を見たスタッフの驚き。

 

吐きながら正純は、

「俺は最低だよ。あんなに(暴力を振るう)父親を憎んでいたのに、ひかりの事を俺は殴ろうとした」

さらに、弱気な事をいう正純の首根っこを掴んで立ち上がらせると、ひかりの右膝が正純の股間を蹴り上げ、館内に正純の絶叫が響き渡った。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー ひかりの右膝が正純の股間を蹴り上げる。正純は二度目にして漸く、一時的に正気を取り戻した。

 

「お前、何すんだよお」

と正純が言うと、

「目を覚ます効果があるの。早く着替えて」

とひかり。しかし正純は、

「もう無理だよ。打ち合わせもしていないし」

と弱気な事をいう。と、ひかりは、

「俺は、自分がニュースを伝える事で、一人でも多くの人が正しい道をゆく手助けをしたい。最初のデートも時、あなたが言った言葉」

「3.11の時はこう言った。

今、この絶望的な状況を見る時、言葉を失い、逃げ出したくなります。でも私はこの声の続く限り、この席を離れず、皆さんに勇気と希望を失わない言葉を伝え続けますって」。

 

「今日もあなたの言葉で生きる勇気と希望を持つ人が居るかも知れないのに、そんな大切な場所から逃げ出す気!!

 

しかも、今日は大切なDV特集の日なのよ。あなたが伝えなくて、誰が伝えるの!!」と励ますのだった。すると正純が、

正純「ひかり、お願いがある」

ひかり「え?」

正純「もう一回、蹴ってくれ!」

再び、館内に絶叫がこだました。

 

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 案の定、肝心なDV特集を目前にして最悪の状況に…。そして、そこにひかりの言葉が届けられた。

 

「小さい子はこんなニュース番組なんか見てないかも知れないけど、もし、一人でも見てくれている人がいたとしたら、キミに伝えたい。

キミは今、私たちが想像もできないような暗くて長い地獄の中にいる。ホントなら誰よりもキミたちを守るべき親に暴力を振るわれ、自分は悪い子だから、こんな事が起きるんだと思っているかも知れない。自分が生きる資格なんかないと思っているかも知れない。

でも、そんなのは間違いだ!!

キミは何も悪くない。ひどい事をしているのはキミたちの親だ。その人たちは自分に逆らわない弱い人間を支配して、つらい現実から逃げている卑怯者だ。だから、そんなやつに遠慮する必要はない。今すぐ、そこを跳び出して、警察でも隣の人でもいいから、1分でも早く助けを求めるんだ。どんなにひどい事をされたのか、正直に打ち明けるのだ!!

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 寝ていて聞いていないかの知れない「子どもたち」へメッセージを届ける正純。「生きる資格がないなんて思っているかも知れないが、そんなのは間違いだ!」。「この世界にはキミの味方になってくれる人は必ず居る!」と絶叫する。

 

もしキミの親が死ねとか、お前なんか産まれない方が良かったなんて言っても、そんなのはウソっぱちだ。キミは生きる価値のある素晴らしい人間だ。この世界にはキミの味方になってくれる人は必ずいる。今の哀しみが報われる日は必ず来る。

もし、俺が映画のヒーローなら、今すぐここを跳び出してキミを抱きしめたいが、俺の腕は短すぎるんだ。だから、

 

キミの家のドアを開けて跳びだすんだ!

ドアは開けるためにある!!

塀は乗り越えるためにある!!

壁は叩き壊すためにあるんだ!!」

 

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『◯◯妻』ー日本テレビー 「NEWS  LIFE」視聴後、感想を書くのが日課になっているひかり。脇には変わらぬ愛の願いが込められたリンゴがあり、切ない思いが込められた「森のくまさん」が口をついてでる。

 

「今夜、久保田正純は確実に子供たちのヒーローになったと思います。」

と、ひかりは感想を残した。

 

しかし、その夜、仕事を終えてしたたか酔っぱらった正純が行った先は風谷愛の部屋だった。

 

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『◯◯妻』ー日本テレビ

製作総指揮:チーフプロデューサー_伊藤響

演出:猪股隆一 日暮謙 鈴木勇馬

脚本:遊川和彦

プロデューサー:大平太 福井宏 太田雅晴

出演者:柴咲コウ 東山紀之 黒木瞳 平泉成 岩本多代 渡辺真起子 奥貫薫 城田優 蓮佛美沙子/ほか

エンディング:椎名林檎「至上の人生」

—Akitsu

 

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