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Team 片手業・TV : 新番組、第1話、時代劇、水戸黄門、視聴談など

楽しめた『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』。玉木宏くん、堂本光一くんに拍手を! 勝村政信くんと坂井真紀さんには笑いを!

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 原作・島田荘司 脚本・寺田敏雄 演出・小林義則 音楽・羽岡佳 制作・フジテレビ 制作著作・共同テレビ 御手洗潔玉木宏 石岡和己・堂本光一 高橋義彦・勝村政信 堅川みさと・坂井真紀

http://www.fujitv.co.jp/mitarai/index.html

 

フジテレビの土曜プレミアムで『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』が放映されました。みなさん、ご覧になりましたか? 久しぶりに楽しめました。玉木くんは『残念な夫』で主演していますが、見るに絶えずに3回を見ただけで、途中棄権しました。しかし、『天才探偵ミタライ』は「また見たい」という気にしてくれました。聞くところによると、原作者の島田荘司氏は、これまで、この作品の映像化をためらわれていたとか。御手洗潔シリーズは何度も映像化の話があったようですが、実現化していません。「トリックの価値観の尊重、及び、主人公御手洗を真に理解できる役者にしか彼を演じることは難しい」ということらしいです。以上のような理由から、玉木くんに白羽の矢がたち、映像化されたもののようです。

 

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『警視庁三係・吉敷竹史の殺人捜査シリーズ4幽体離脱殺人事件ーTBSー 吉敷・鹿賀丈史は自分が関わった立てこもり事件で被害者だった女・輝子・相田翔子が容疑者となった管轄外の殺人事件の捜査に乗り出す。「もう一人の私が人を殺した。」と訴える輝子。吉敷は輝子の行動を調べていくうちに輝子とは別のもう一人の輝子の存在を感じ始める!」というもの。何作か見たうちの1作。印象が薄いです。

http://www.tbs.co.jp/getsugol/20081006/drama_gallery.html

 

刑事もの、探偵もの大好きな私ですが、TVドラマはフツーに楽しめるものが少ないですね。予算や時間に制限があるのが原因なのかと勝手に思い込んでいましたが、そうではないことが分かりました。役者さんはよほどのことでない限り、選べるわけですから失敗の原因にはなりにくい。やはり、脚本なのでしょうね。そういう意味も含めて、この映像作品は、原作を活かすために随分話し合いが行われているようです。つまり、丁寧に作られているということです。同じ島田荘司さんの作品で、鹿賀丈史さん主演『警視庁三係・吉敷竹史シリーズ』ーTBSー もシリーズで回を重ねていますが、こちらは切れ味が悪いです。

 

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浅見光彦シリーズ23藍色回廊殺人事件』ーTBSー 徳島が舞台。雄大な吉野川を背景にしたサスペンス。見どころは藍染めと藍染めに欠かせない藍甕の大谷焼を初め、八十八カ所の1番札所の霊仙寺、夕映えが美しい吉野川大歩危小歩危(おおぼけこぼけ)、祖谷(いや)のかずら橋、「うだつ」が残る脇町や阿波の土柱(どちゅう)など盛りだくさん。この回は食べ物は少なく、「鯛飯(たいめし)」が紹介されています。写真は「霊場 五百羅漢」で兄・陽一郎に似た羅漢さんをみつけて楽しむ母・加藤治子と光彦・沢村一樹

 

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浅見光彦シリーズ23藍色回廊殺人事件』ーTBSー 芙美・遠野凪子と光彦たちが乗ったのは大歩危峡観光遊覧船。

運航時間:9時~17時 年中無休 運航所要時間:往復30分(4km)

料金:大人_1,080円 子ども_540円(3歳以上~小学生まで)

団体(15名以上)割引あり 大人_980円 子ども_490円(3歳以上~小学生まで)

詳細は http://www.mannaka.co.jp/restaurant/excursionship/excursionship.html

大歩危峡まんなか:〒779-5451 徳島県三好市山城町西宇1520

【お問い合わせ電話番号】0883-84-1211/FAX:0883-84-2411

 

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浅見光彦シリーズ23藍色回廊殺人事件』ーTBSー 「鯛飯」を食べたのは、樫野倶楽部・かしのくらぶ

〒771-0220 徳島県板野郡松茂町広島字北川向四ノ越29-1

Tel.088-699-1007

定休日 : 水曜日(祝日の場合は営業)

営業時間 : 11:00~20:00

 

サスペンス、探偵ものと言えば、内田康夫さんや山村美紗さんの作品を各局が競って題材にしていますね。内田康夫サスペンス(またはそれを真似た単発もの)はストーリーよりも「ご当地映像」が主で、原作もだけれど、推理あるいは探偵小説を読んだ、見たという充実感はありません。しかし、内田さんの作品は「旅情ミステリー」と銘打っているように、物語に食べ物、見ものをちりばめてある分、映像にしやすく、見たという錯覚も手伝って人気がありますね。ほとんど旅バラエティの領域でたのしめるからでしょう。同様に山村美紗さんの「京都もの」も、京都のしきたり、名所旧跡、伝統工芸などなどを見せ物にしている推理ものなので、京都や伝統は楽しめても、推理ものといった楽しみ方はできません。密室トリックなどを使って、それらしく見せてはいるのだけれど、それが凝ったトリックであっても素人っぽく見えてしまいます。それは、コンセプトが推理ものの筋道を外しているからではないでしょうか? それでも、『赤い霊柩車シリーズ』は随分見ました。それは片平なぎささんが目当だったと白状します。ストーリーはどうでも良かった。

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパンー 最終話には4人の天才が登場します。第1に、真真賀田四季(まがたしき)博士・早見あかり。彼女は現存する最高の天才プログラマー。14歳の時に両親を殺害した罪で逮捕され、離島の研究所で過ごしていたが逃亡。現在も叔父殺害の罪で警察に追われています。

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパン[前編]ー 二人目は神南大学工学部 建築学科准教授、犀川 創平・綾野剛。萌絵からの電話。「萌絵でーす。犀川先生、今、何しています?」と尋ねられて、「キミと電話してる」と答える犀川

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパンー 三人目は神南大学工学部 建築学科、4年生の西之園 萌絵・武井咲。ナノクラフト・ユーロパーク社長の塙理生哉(はなわりきや)から「AEHRT」の5文字でできるすべての文字列は? と問われて、すぐさま「120」と答えます。

 

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパンー 四人目はナノクラフト社長の塙理生哉(はなわりきや)・城田優は、現在のIT業界で一番の成功者と言われる人物。このように、天才が集まり、彼らがドラマを作っているので、平凡な頭の私には理解できない言葉が飛び交って、不思議さだけが記憶として残り、ドラマを見た満足感よりも疎外感が残りました。子どもの頃、道ばたで頭越しに話していた親同士の世間話を、ワケが分からず、口を挟む事もできずに聞いていた事を思い出しました。

 

最近、書店で森博嗣氏の『すべてがFになる』の文庫本がずらりと並んでいて気になっていたら、武井咲さん、綾野剛さんでドラマ化されました。TVドラマ化されたから書棚にズラリと並べたのでしょうね。原作、映像、出演者共に期待したのですが、原作はともかくとして、楽しむという心地にはなれずに残念でした。

内田康夫さんの「旅情ミステリー」、山村美紗さんの「京都もの」は「情」が勝ち過ぎていて物足りなさを感じます。それに比べると『すべてがFになる』は、逆に「理」が勝ちすぎて、ぼんくらな私にはついていけない場面がや言葉が多々あり、どうしても見逃した感が残って、楽しめたとは言えません。見逃したから、2度見たら分かるというものでもありませんでした。例えば第2話のタイトルが「封印再度」、第7話が「数奇にして模型」、最終話が「有限と微小のパン」。意味深で惹き付ける言葉ではあるけれど、ドラマの中でそれらの意味が占める重要性はというといまひとつ理解できませんでした。それは書籍でこそ活かされるものだったのかもしれません。TV視聴者である私にはフラストレーションとなり、不満となって残りました。そう言う意味では原作を読みたくなったので、書籍の営業成績的には成功かもしれません。しかしTVドラマとしては失敗ですね。2話完結にしたのも分かりづらくしている要因ではないでしょうか。2時間枠で不定期のシリーズ物にした方が良かったのではないかと思います。

 

 

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山村美紗サスペンス 狩矢警部シリーズ9『坂本龍馬殺人事件』ーTBSー このドラマ、なぜか「警部」が一人で聞き込みに。関西ものでは琵琶湖はロケ地として外せないですね。推理するという筋立てとは無関係ですが、普通に電車や車での移動では絵にならないので舟にしたのでしょうね。

 

 

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山村美紗サスペンス 狩矢警部シリーズ9『坂本龍馬殺人事件』ーTBSー 幕末は江戸(東京)より、京都が舞台だったので、幕末の名所旧跡はふんだんにありますね。中でも寺田屋は出色です。「寺田屋事件」は二つあります。ひとつは、久光の京都行きに同行した尊皇派が各藩の過激派と語らって幕府を倒す計画を実行しようと寺田屋に集まっていたものを、久光が止めようとして引き起こされたもの。もうひとつは、伏見奉行所の役人によって行われた坂本龍馬襲撃事件。この時は入浴中のおりょうの機転で、龍馬は命拾いをしています。おりょうは裸同然の恰好で囲まれている事を知らせたそうです。

 

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山村美紗サスペンス 狩矢警部シリーズ9『坂本龍馬殺人事件』ーTBSー 京都は坂本龍馬が活躍した舞台でもあり、また暗殺された場所なので、龍馬ゆかりの地が多数存在します。殺害された弁護士の才谷良雄・橋爪淳が残した、坂本龍馬の像が存在するところに事件解決のヒントがあるとして、龍馬像を求めて聞き込みが展開されます。坂本龍馬に関する史実に親しみながら、事件の謎解きを楽しむという趣向です。写真は「京都霊山護国神社・きょうとりょうぜんごこくじんじゃ」。坂本龍馬中岡慎太郎木戸孝允ら、多くの志士たちが祀られています。隣接する霊山歴史館には坂本龍馬を斬った刀や龍馬が高杉晋作にもらった短銃などが展示されています。

 

 

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山村美紗サスペンス 狩矢警部シリーズ9『坂本龍馬殺人事件』ーTBSー 京都の「食」には欠かせない「川床・かわゆか」。一度は行ってみたい、食べてみたいと思う、鴨川・川床での食事。写真は韓国料理「こみょん」。陰陽五行説を元に「五味五色(こみょん)」を取り入れた料理を食べさせてもらえます。

 

上で「情」と「理」と例えていますが、「雰囲気」と「理屈」と言い換えてもいいでしょう。かつて、エラリー・クイーンアガサ・クリスティの、当時文庫で出ていた全巻を読ませてもらったのですが、アガサには満足感がなかったことを思い出します。エラリー・クイーンに「理」を、アガサ・クリスティに「雰囲気」を感じていました。推理小説(書籍)は「理」が主になるくらいがいいのでしょうね。しかし、アガサ・クリスティの方が一般受けしていますね。映画(映像)となると圧倒的にアガサの方が上演数が多いし、人気もあります。山村美紗さんもテレビ各局が競ってシリーズものを映像化し、単発ものを含めると枚挙にいとまがありません。和製アガサと言われる所以なのかも知れません。つまり「情」「雰囲気」が強い作品は映像にしやすく、受けもいいと言うのでしょうね。ちょうど良い頃合いの作家といえば中途半端に聞こえますが、「理」と「情(または雰囲気)」を兼ね備えた作家が江戸川乱歩であり横溝正史なのだと思います。もっとも、これは「書籍」を映像化するという中での例えであって、書籍そのものの評価ではありません。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 御手洗と石岡との関係はホームズとワトスン。違いは、石岡くんは小説家でありながら、御手洗の家事手伝いもこなしています。

 

『天才探偵ミタライ』で、御手洗潔(みたらいきよし・玉木宏くん)は、天才的な頭脳を持つ、脳科学者にして名探偵。石岡和己(いしおかかずみ・堂本光一くん)は御手洗の親友であり作家。このあたりの役回りはシャーロックとワトソンですね。御手洗とともに関わった事件を小説にするなども定番と言えば定番ですが、そうしたことを小手先でいじる事無く、堂々とシャーロックとワトソンを下敷きにしているところに、原作者のこの作品に対する自信のほどをうかがわせます。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー SONY「Sneaker」AM/FMラジカセ。もちろん現在は生産も販売もされていません。オークションで落札価格が¥700(2015.03.15現在)でした。

 

物語は、石岡がラジオで聞いた謎めいた話を御手洗に聞かせるところから始まります。それは、あるリスナーが目撃した話で、白いワンピースを着た髪の長い大人の女性が、土砂降りの雨の中、傘を閉じたという。女性は手に小さなビニール袋を提げ、交差点に立っていたが、信号が青に変わっても歩道を渡る気配がなく、信号が赤に変わりそうになったところで、畳んだ傘を車道に置いて塀の影に隠れた。車が傘をよけていくと、女性は傘を車道の中央に置き直し、ようやく車が傘をひくと、その女性は折れ曲がった傘を拾い、雨の中、立ち去ったという。

参考:http://www.fujitv.co.jp/mitarai/

 

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 横断歩道を前に、不審な動きをしていた白いワンピースの女性が目撃された時刻と前後して殺人が行われていました。

 

御手洗が好きそうな謎めいた話を披露できて満足な石岡だったが、御手洗は、瞬時に女性の謎の行動の原因を解明し、その女性が歩いていた場所の近くで大量の血が流れた殺人事件が起こったはずだと断言する。御手洗は自身の仮説を証明するために、深夜にも関わらず、警察に殺人事件が起こったはずと連絡をする。すると、翌朝、御手洗の仮説通りに、遺体の第一発見者から警察に通報が入る

警察と共に現場検証を行う御手洗と石岡。事件現場となったマンションの室内には、御手洗の仮説通り、部屋の住人である祖父江宣子の刺殺死体が横たわっていた。しかしながら、室内には御手洗の仮説を上回る状況が発生していた。マンション室内の別の部屋に、御手洗が犯人と目していた白いワンピースの女性の死体もあったのだ

参考:http://www.fujitv.co.jp/mitarai/

 

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 仮にも女性を、それも初対面の人に、「少なくとも三日は着替えていませんね」と、さらりと推理を述べます。開いた口が塞がらない樫川(かし)みさと・坂井真紀さん。

 

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 石岡は樫川の御手洗に対する不満を気遣って、「御手洗はああ見えて空気読んでいるから…」ととりなすが…。樫川は「はあーっ(どこが)」。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 御手洗に指でサインを出されて、画像の切り替えキーを打たされる樫川。「あのー、口で言ってもらってもいいですか。イルカの調教じゃあるまいし」と切れ気味の樫川に、「イルカの調教ね」と否定しない御手洗。全編通じて、この二人はこんな感じで、これに関し視聴者からクレームがあったとか。似たようなのが『残念な夫』で、玉木くんが倉科カナちゃんにやられていましたが、180度、ニュアンスが違いますね。こちらは御手洗に感情がない分「お笑い」になっています。

 

出演者が少ないですよね。それが成功の理由のひとつでしょうね。しかし、一般に、出演者を少なくするのは勇気がいるようです。例えば「友情出演」とか「特別出演」とかの肩書きで、人気俳優さんに出てもらったり、今、有卦に入っている役者さんを「いろもん」として配したりして「保険」をかけるのが常套手段です。しかし、この作品にそれと思わせるものはありませんでした。実は、後になって知ったことですが堅川みさと(神奈川県警捜査一課警部補)・坂井真紀さんは原作にはないそうですね。御手洗が「女嫌い」と言うことなので、それを演出するためにわざわざ配したのでしょうか? これがすごくいい。坂井真紀さんてほとんど知らなかったのですが、『ごめんね青春!』で素晴らしくて、ファンになりました。容貌も美人になりきれない美人(真紀さん、ごめんなさいね。これ、褒め言葉なのです。)という感じが、これからも活躍してくれそうな予感があります。『ごめんね青春!』では若い時は「マドンナ」で、30歳過ぎたから「どんまい先生」と言われるようになったという三枚目役。 目立ち方ですが、満島ひかりさんが表の顔なら、坂井真紀は裏の顔。そんな対比が面白かった。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 「いよいよ本気モードか? 御手洗」と、割烹着姿の石岡・堂本くん。

 

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー どうして着ぐるみを着ているのかと突っ込む樫川。先日、怒って帰った樫川が来るかどうか、御手洗との賭けたのです。石岡は絶対に来ないと言い、御手洗は来ると言いました。その日、パエリアに引かれてか、樫川はやってきました。着ぐるみは賭けに負けたバツでした。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 「おいしいね! このパエリア」と、高橋義彦警部。勝村さん、力まず緩まずにいい芝居しています。彼の演技で笑えたのは初めてです。樫川に「何でここで捜査会議みたいなことをしているのですか?」と聞かれると「(みたいなではなく)捜査会議」といい、神奈川県警の捜査本部を分室と言ってしまう警部。御手洗くんに惚れちゃっている奇妙な警部。

 

石岡和己・堂本光一くんは御手洗の親友であり作家という設定ですが、ほとんど奥さん? お手伝いさんな感じですね。この回の役回りでは「影」って感じですね。しかし、シャーロックホームズが成功した理由が「読者と同レベル(?)の知能を持つワトスンを語り手として導入し、ワトスンの目を通して提示できるようになったことが大きい」ということらしいですから、平凡で印象に残らないくらいの方がいいのかも知れません。石岡くんは料理だけではなく掃除も上手なようですね。作家先生とは思えません。そして、その料理に敏感に反応する高橋義彦(神奈川県警捜査一課警部)・勝村政信 さんもウソっぽくて良かった。妙に本物のように設定されたドラマより、こうした省略とも言える作りは大賛成。捜査本部も出て来ないし、無意味な刑事も出て来ない。「白いワンピースを着た女性殺人事件」とか「赤い傘を持った女殺人事件」などが墨書(戒名というらしいです)し、貼り出すシーンもありませんでした。ムダな聞き込みシーンもない。必要最低限の情報が抽出されて提示されるから分かりやすい。すっきりしています。 

 

探偵もので工夫が凝らされているのが「思いつき」「ひらめき」の「思惟(しゆい)空間」または「思惟時間」ですね。かの有名な金田一耕助さんは、思い当たる事があると、ボサボサの髪をかいて、フケを落としまくる、そんな感じでしたね。『すべてがFになる』では犀川先生、『天才探偵ミタライ』のミタライが考えるシーンはアニメーションが使われています。『花燃ゆ』第1話でも、吉田寅次郎が思考に埋没するシーンで扁額の文字が落ちて来たり、書物の文字が動き出しました。金田一さんの映画化当時(1980年代)のアナログ時代では難しかった映像効果ですね。頭をかいたらテーブルにフケが落ちて「きたなっ」て感じもそれはそれで面白がっていました。『五つ星ツーリスト』では高瀬京香さんが「考えて」います。こちらは、深夜枠のドラマだということもあって、「チープ」な仕上げです。

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパンー 犀川先生は「闇の騎士」「ちぎれた腕」「虚構と現実」「完全なる密室」など、ドラマ内で交わされた言葉が、思考空間に集まります。そして、それが整えられると事件の形が現れてきます。

 

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すべてがFになる』ー有限と微小のパン

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 御手洗は大画面のモニタに事件の現場画像などを写し出して思惟空間に入っていきます。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 思考が数式や図形になり…。

 

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土曜プレミアム『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』ーフジテレビー 数式や図形がひとつにまとまると事件の全貌が明らかになります。

 

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『五つ星ツーリスト』ー日本テレビ系ー 佐竹一郎・山本裕典くんが宮田課長・星田英利さんから押し付けられた「ワケありの客」によって引き起こされるトラブルを、かつては優秀なプランナーとして"トラベルマスター"と呼ばれていた高瀬京香・渡辺直美さんら中央管理センター(吹きだまり)の面々と問題を解決するという物語。そこで、問題を抱えた京香はなぜかジグソーパズルをしながら解決策を考える。そして最後のピースが収まった時、アイディアが浮かんだ時でもあるという不思議?な設定。ドタバタものだから細かい突っ込みはよしておきましょう。

 

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『五つ星ツーリスト』ー日本テレビ系ー 最後のピースが収まると、解決の糸口がみつかります。

 

『天才探偵ミタライ~難解事件ファイル「傘を折る女」~』の最後のシーンが意味深ですね。ミタライが読んでいた本を閉じると『A brain is told』Wilbur Eisen とあります。直訳すれば「脳は語る」ですが、どんな内容の本なのでしょうか。御手洗は脳科学者でしたね。脳生理学の本でしょうか? そして、画面下に「to be continue?」とありますね。「?」が付いているところがおしゃれですね。是非、2時間くらい作品でシリーズ化をお願いします。

  

—Akitsu

 

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